【落水和紙】

丸重製紙では透かしをはじめ、様々な技法で和紙に特徴を付けます。

その中の代表的なものが「落水」です。



呼んで字のごとく、“水(シャワー)”を抄きたての濡れた紙の上に“落とす”事で和紙の上に雨が降ったような模様が付きます。
丸重製紙の見本帳では、「No.054」という番号の和紙となります。
(丸重製紙の見本帳 https://www.facebook.com/marujyu.samples

写真の薄い「落水和紙」は、別名「春雨」とも呼ばれ、まさに春の雨が降って靄掛かったような雰囲気となっております。

この落水和紙は、麻がメインの原料となっており、この薄さの割に丈夫な為、ランプシェードによく使われます。
麻のような長い繊維の和紙だからこそ、これだけ水滴模様が付いても破れずに抄く事ができるんですね!
(麻 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB_(%E7%B9%8A%E7%B6%AD)

このような美しい和紙をこれからも抄き続ける事ができるよう日々精進して参ります。

丸重製紙企業組合
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